Archive for the ‘ロシア経済ニュース’ Category

 

11月、コンストラクション分野の上昇率が減速

ロシア統計局のデータによれば、2011年11月に実施された建築分野での作業量は、昨年同期と比較して+5.9%を記録、2011年10月の同指数は+8.2%(前年同期比)であった。

2011年11月の新住宅導入率は+11.4%を記録して10月の+6.9%よりも上昇した(図4を参照)。

しかし、全体的には建築分野の上昇率は不況前の水準よりかなり低い。

(参考)
2007年の最低月間上昇率は12.9%

12月
27
2011
 

11月、資本投資の上昇率が減速

ロシア統計局のデータによれば、2011年11月の資本投資上昇率は前年同期比+7.7%。この数値は2011年10月より0.9%減少している。

最大上昇率+13.3%は、2,010年12月に確認されているが、以後+8.6%を越えることはなかった(図3を参照)。よって資本投資の上昇率に関しては不況前の水準には回復していないことがわかる。

(参考)
2007年度の上昇率最低値 :+13.7%(2007年9月)
2007年度の上昇率 :+21.1%

12月
27
2011
 

12月前半、外貨準備高額の下降が加速

ロシア中銀のデータによれば、12月9日~16日間の外貨準備金は、2011年後半期の最大値となる117億ドル減少した。

外貨の為替レート、金の価格変動による減少は、約77億ドルである。よって価格変動を差し引いた減少額となる約40億ドルは、海外への資金流出を意味する。

資金流出の継続は12月のルーブル為替レートの下降が裏付けている。12月20日の対ドルレートは32.1ルーブルを記録し、10月以来の最低値である。12月21~23日には、ルーブル高の傾向が確認される。

主因は12月26日の物品税、有効資源採掘税、12月28日の収入税の支払期限接近による銀行・企業からのルーブル需要の上昇と見られている。

12月
27
2011
 

経済上昇の減速が見られる

今週公開されたロシア統計局のデータによれば、2011年11月の主要な経済・社会指数は、昨年同期と比較して上昇率の減速が見られる(図1を参照)。

特に減速が著しいのは実質所得(-4.4%)、産業指数(-2%以上)、運輸量、国民向け有料サービスである。

このような主要指数の減速は、2011年のほぼすべての月で確認されている。

結果として2011年1月~11月間の同指数上昇率も、2010年同期と比較して減速している:
産業指数 :8.4% → 5%
運輸量 :7.6% → 3.3%
実質所得 :5.3% → 0.2%
実質月給料 :4.4% → 3.3%

12月
27
2011
 

今週の一言 (2011.12.16-12.23)

政界著名人の今週の一言を、簡単にご紹介します。

主要
12月21日
(プーチン首相)

“ビジネスロシア”会談で下記の経済目標を示す:
- 近年のロシアGDP上昇率を6~7%に引き上げ、5年後にはロシアが経済大国トップ5入りし、10年以内にビジネス環境トップ30内に入ること。
- 資本投資率は2015年までにGDP25%、後に30%を達成すること。近3年間で経済分野に43兆ルーブルの投資を予定。
そのほか、新経済モデルに新しい産業地域の建設が必要、産業分野に投資できるような税制が必要としている。

金融
12月20日
(預金保険機関社長A.TURBANOV)

同機関はロシア銀行間で2012年に20~25件の保険料の支払いを要する事故を予測。また、2012年の国民預金上昇率は16~18%まで減速すると予想している(2011年は20%)

12月23日
(ロシア中銀)

12月26日からリファイナンス金利を0.25ポイント引き下げ8%とすることを決定する一方、レポ金利と預金金利を0.25%引き上げる。

インフレ・ルーブル為替
12月22日
(セルゲイ・イグナティエフ中銀会長)

ルーブルの為替レート降下は、今のところインフレ率には影響を及ぼしていない。しかし2012年1月のインフレ率加速につながる可能性がある。また、2012年に急激な為替レート変動はないと予測。

予算・税金
12月21日
(財務省)

2011年のロシア連邦予算黒字額をGDP0.5%から0.6~0.8%まで上方修正した。

12月21日
(プーチン首相)

ロシアのWTO加盟につき、国内産業、特に農業分野の支援制度を至急検討する必要がある。

12月
27
2011
 

11月に毎年定例の予算支出の増加が始まり年間で980億ルーブルとなる最大値を記録

反面、11月の収入は2011年6月以来の最低値である(図3を参照)。結果として11月の予算赤字は583億ルーブルとなった。

シルアノフ財務大臣の予測によれば12月の予算支出は2兆ルーブルに達する可能性がある。
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多額の支出の埋め合わせには、前月の黒字金額の多くを割り当てる必要がある。

過去数年のデータによれば12月の予算支出は15〜18%となっているため、2011年の連邦予算の支出達成率は95〜97になり、収入達成率は100%となる可能性が高いと言われている。

12月
22
2011
 

11月は産業生産の沈滞が続く

ロシア統計局のデータによれば、2011年11月の産業生産量は前年同期と比較して+3.9%となった(図2を参照)。

上昇率加速の主因として電気・ガス・水の生産と供給分野、有効資源採掘分野での上昇があげられる。

特に電気に関しては天候の要因が強い。統一エネルギーシステムのオペレーターデータによれば、2011年11月のロシア平均気温は前年同月と比較して4.2度低い。気温の低下は電気エネルギー生産量の上昇(前年同期比+4.3%は年間最大値)の主因として考えられる。

11月の加工産業の上昇率は前年同期と比較して+4.9%を記録(2011年10月と比較してー0.8%)する一方、生産量の減少が確認される商品数は今年最大値となる50%に達した。

一部の建築材料、機械類では15%、あるいはそれ以上の減少が見られた(窓・ドア建設ブロック、鋼鉄建材、圧延機、堀削機)。

トラックの生産上昇率は2010年1月から20%以上を記録する一方で、生産量は0.5%減少している。

12月
22
2011
 

2011年6月から始まった輸入上昇率の減速が10〜11月に停止

今週公開された連邦税関局のデータによれば、2011年11月の輸入上昇率は前年同期と比較して+21%を記録した。この数値は10月とほぼ同じである。(図1を参照)

11月の日常品の輸入上昇は(繊維品・靴、食品)は10月と比較して各自+2.5%、+4.4%を記録。

一方で同月の工作機械輸入上昇率は10月と比較して2.2%まで減速した。

12月
22
2011
 

今週の一言 (2011.12.09-12.16)

政界著名人の今週の一言を、簡単にご紹介します。

予測
12月12日
(A.クレパック経済発展副大臣)

2011年のインフレ率を6.5〜7%から6.2〜6.5%、ルーブル実質為替レート 上昇率を6.6%から5.1%、年間平均原油価格を1バレル108$から1バレル109$に修正。GDP予測上昇率は4.2%と変わらず。

12月15日
(プーチン首相)

2011年のGDP上昇率を4.2〜4.5%と予測。しかしその後、メドベージェフ大統領が4.1〜4.2%と予測発表。

12月15日
(ウルカエフ中銀副会長)

同省の予測では2011年1 〜11月間の資金国外流出額は740億$、年末までには850億ドルに達するだろう。

予算と徴税
12月15日
(プーチン首相)

贅沢税導入の法案は2013年に国会に提出される可能性がある。個人所得税の引き上げは今のところ予定していない 。

12月15日
(プーチン首相)

インフラ企業(ガスプロム、ロシア鉄道、電気エネルギー企業等)は実際に事業を実施する地域で税金を納めるべきである。

基金
12月16日
(メドベージェフ大統領)

4月1日を期限に、国民福祉基金を道路インフラ開発などの、長期投資プロジェクトに充てる仕組みの開発を指示する。

12月
22
2011
 

2011年1~11月間、主なエネルギー資源の採掘、生産、輸出上昇率が減速

エネルギー省のデータによれば、2011年1月~11月の間に、採掘・生産分野において最大の上昇率が観測されたのは、石炭と(前年同期比+4.1%)天然ガス(+3.6%)である(図4を参照)。

天然ガス採掘量の上昇は、主に独立企業(+14.5%)によるものである。対象的に、ガスプロム採掘量上昇率はわずか+0.5%だった。

結果としてガス採掘分野における独立企業の割合は、前年同期比+2.3%増の24.1%となった。

生産と採掘量の上昇率減速は、ほとんどの分野で確認されている。

2010年1月~11月間と比較して、天然ガスが-9.3%、石炭採掘量と石油加工製品生産量は-3.2%となった。

2011年1月~11月間のエネルギー資源の輸出量も、前年同期と比較して降下している。

天然ガスの輸出上昇率は9.2%まで減速、石油輸出量の降下率は-1.8%になっている。(昨年同期は-0.6%)

12月
20
2011
 
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